野球をしているお子さんに多い「野球肘」。特に小学生〜中学生の成長期に多く、放置すると長期離脱や後遺症につながる可能性もあります。 今回は野球肘の原因・症状・対処法についてわかりやすく解説します。 野球肘とは? 野球肘とは、投球動作の繰り返しによって肘に負担がかかり、炎症や損傷が起こる障害の総称です。 特に成長期は骨や軟骨が未発達なため、大人よりもダメージを受けやすいのが特徴です。 主な原因 野球肘の原因はシンプルで、「使いすぎ」です。 ただし、細かく見ると以下の要因が重なっています。 ・投げすぎ(投球数の過多) ・フォームの崩れ ・筋力不足(特に体幹・肩周り) ・柔軟性の低下 ・休養不足 特に無理なフォームでの投球は、肘の内側・外側・後方それぞれに負担をかけます。 症状 野球肘は痛む場所によって特徴が異なります。 内側型(最も多い) ・肘の内側の痛み ・ボールを投げると痛い ・押すと痛みがある 外側型(重症化しやすい) ・肘の外側の痛み ・ロッキング(引っかかり感) ・曲げ伸ばしがしにくい 後方型 ・肘の後ろの痛み ・フォロースルー時の痛み 放置するとどうなる? 「少し痛いだけだから」と無理に投げ続けると… ・剥離骨折 ・離断性骨軟骨炎 ・可動域制限 といった重い症状につながることがあります。 最悪の場合、手術が必要になるケースもあります。 対処法 ①まずは投球中止 痛みがある状態での投球はNG。 まずはしっかり休むことが最優先です。 ②アイシング 運動後や痛みがある場合は15〜20分程度冷やします。 ③フォーム改善 肘だけで投げるフォームは危険です。 体全体を使った投球動作を身につけることが重要です。 ④身体のケア ・肩甲骨の動き改善 ・体幹トレーニング ・股関節の柔軟性向上 これらが再発予防のカギになります。 予防が最も重要 野球肘は「なってから治す」よりも「ならないようにする」ことが大切です。 ・投球数の制限 ・定期的な休養 ・正しいフォーム指導 ・ストレッチ習慣 この4つを徹底するだけでリスクは大きく下げられます。 まとめ 野球肘は成長期の選手にとって非常に多い障害ですが、正しい知識と対応で防ぐことができます。 「少し痛い」は危険信号です。 早めのケアと適切な対応が、長く野球を楽しむためのポイントになります。
株式会社中日メディカルサービス
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